注1:フォトグラメリなので元のモデルよりも劣化します。
※今回制作した新宿モデルもフォトグラメリの可能性を探る中で個人的にトライしてみたものです
■使用ソフト
○『3DF Zephyr』
体験版 14日間Aerialライセンス
○任意の動画クロップソフト
iOSアプリ『Perfect Video』
いったんiPhoneに転送する手間がありますが高性能で使いやすい。
映像編集ソフト『AfterEffects』
Adobe使いな人はこちらで。
■手順
1.GoogleEarth
2.キャプチャ
※初めてゲームバーを使う場合は画質が[高]になっているか確認しておきましょう
設定>ゲーム>ゲームDVRから設定変更出来ます
GoogleEarthで満遍なく、全ての面が見えるように録画していきます。
建物が高い場合は上からのぞき込むように。
高さを変えて2週、+真俯瞰アングルがあれば大体網羅出来ると思います。
3.動画のクロップ
キャプチャした動画から不要なエリアをクロップ。
4.3DF Zephyrで読み込み
新規プロジェクトを作成し、
[ビデオから写真を入力]をクリック。
※ドラッグアンドドロップではないです
動画からの静止画切り出し設定画面になります。
[入力ファイル]から動画を指定。
[フレームの抽出とワークスペースの入力]ボタンを押すと静止画切り出しが始まります。
読み込まれたら[次へ]。
較正は不要なのでそのまま[次へ]。
切り出されたカメラの位置を取得するための設定画面です。
[カテゴリー]は“航空”に設定します。
[プリセット]はまずは“デフォルト”としておきます。
次の画面へ進み[実行]ボタンを押します。もしその結果カメラ位置取得エラーがあまりに多かった場合は上記のプリセットを“深い”に変更しやりなおしましょう
(ただし処理にかなり時間がかかります)
完了するとこのようなモデルが表示されます。
低密度点群(仮の点群)と、それを囲うようにカメラの位置が表示されています。
5.高密度点群を生成
現状の点群は仮の低密度のものなので、ツールバーのボタンから高密度点群を生成します。
[カテゴリー]は“航空”に設定。
[プリセット]は求める精度によります。今回は出来るだけ綺麗なモデルを生成したかったので“高精細”としました。
次の画面で実行を押すと処理が始まります。
(カメラの数や精度によっては数時間かかる場合もあります)
6.メッシュを生成
ここからメッシュを生成します。
[カテゴリー]は“航空”に設定。
[プリセット]は今回は出来るだけ綺麗なモデルを生成したかったのと、対象が建物ですので“高精細 – シャープなフィーチャー”としました。
(高密度点群生成程ではないですがこの処理も時間を要します)
7.テクスチャを生成
処理が終わるとこの様な頂点カラーで表現されたメッシュが表示されます。
ここから最後の工程、ツールバーのボタンよりテクスチャー付きメッシュ生成を行います。
設定は使用用途に応じてお好みで。
プルダウンから選べない数値に設定したい場合は右上の[設定]をカスタムにする事で数値による指定が可能です。
8.モデルのエクスポート
9.DCCツールにインポート
以上!
■出来上がったものはこちら
新宿作ってみた。
今日の #xRArchi 勉強会で紹介したフォトグラメトリの応用例。
GoogleEarthをコピー! pic.twitter.com/377mCMN5g5
— 龍 lilea (@lileaLab) 2018年10月13日